リコーダー

先日、小学生の子を持つ編集部員が「子供のリコーダ−のファの音がおかしい」と言い出した。
誰もが小学生の時に習った記憶のあるリコーダ−。
『ファってどうだっけ?』
『右手は人さし指だけでしょ?』
『でしょ〜。でも家の子のファ、なんかおかしいのよ』
聞けば、今の小学校で習うリコーダーの「ファ」は右手の中指だけを開ける形で音を出すらしいのです。

と、その時『ファの時の右手はこうでしょ』と中指のみを開けて見せる編集部員がこの議論に乱入。
結果、編集室内では、昭和40ウン年生まれを境に年下の2名のみがこの“中指開ける派”だと判明。
そうか、リコーダーの指使いで年令が分かるのか(笑)。なんて議論は幕を閉じた分けですが⋯。

その後やはり気になって調べてみました。そもそも種類が違うらしいのです。
“人さし指だけ派”は「ジャーマン式ソプラノリコーダー」
と呼ばれるもので、指使いを簡素化してあるんだって。
そして“中指開ける派”は「バロック式ソプラノリコーダー」。
小学校高学年でアルトリコーダーを習った人も多いと思うけど、これがバロック式なんだな。
それで、この時に指使いで戸惑わないためにも、最初からバロック式のリコーダーを習わせる学校が増えているのだとか。
いやはや、何気ない議論でとんだお勉強になりました(笑)。