くしゃみ時々涙…後、疲労困パイ。

 今年の花粉の飛散量は今までになく多く、毎年花粉症に悩まされている人にとってつらい時期であっただろう。
当然私も漏れずにその中の一人として今年は最高につらい時期であった。
いつもだと3月の初旬に発症するはずが、今年は1月上旬に軽い風邪をきっかけに鼻炎になってしまったのだ。
風邪薬を飲んでいればそのうち治るだろうと思っていたのだが、鼻づまりはひどくなるばかり。
昼間はまだそれほど辛くないのだが、夜がひどくて呼吸困難になって目が覚めるという毎日は私を睡眠障害にさせた。
仕事中や車を運転している時もひどい眠気に襲われた。忙しさに追われていたため専門医にも行かないまま、3ヶ月経ったころには肉体的にも精神的にも限界にきてしまっていた。
やっと専門医の診察を受けたのが4月中旬、とりあえずアレルゲンを特定するために採血して11種類のアレルゲンについて検査してもらった。
結果はなんとハウスダストとダニに強いアレルギー反応があった。
なるほど花粉症の時期より早く発症したのが納得できる。
他にはヨモギやスギ、ぶたくさやネコにも多少のアレルギー反応があったが、ヒノキやイヌは陰性だった。アレルゲンは大体特定されたものの治療は抗アレルギー剤を服用するしかないらしい。
「スギ花粉の時期はそろそろ終わりますし、ヒノキは陰性なので少し楽になると思いますよ」といわれた。
でもよく考えてみればハウスダストが一番反応するわけだから季節はあまり関係ないような気がする。
埃をためないように部屋はこまめに掃除することが一番らしいのだが、掃除機をかけることで塵や埃がまいあがるからまた鼻がむずむず。
布団もよく干したほうがいいらしいが、窓を開けていると花粉が舞い込んでくるのだ。どうすりゃいいの?と頭を抱えたくなる。
でも抗アレルギー剤を3週間服用した効果もあって今は随分楽になり、睡眠障害も解消された。
「とにかく辛くて早く何とかなりませんか」と専門医にいうと「完治する特効薬があったら私が一番喜びますよ」とマスクの下の鼻を見せた。
なるほど専門医も普通の人間、耳鼻科の医師も花粉症だったのだ。